修理工房さんへ預けていた、
壁掛け時計が
戻ってきました。

3-3

開店から7年、
初めて見せる時計が
掛かりました(笑)

(壊れた明治-大正くらいの
丸時計はあったけれど…)

3-3*

パーツがしっかりしていて、
あなどりがたし、昭和の時計。

3-3***

電源が単一式だったのを
ごっそり丸ごと交換して、
便利な単三電池に。

before写真を撮らなかったのが
悔やまれますが…

サビサビでとても
使えなさそうな状態でした。

ホコリだらけが、
ピカピカになった!

3-3**

吉祥つなぎのアクセントが
素敵だったので、実用できて嬉しい。

これから再び新しい時間を、
我が家で刻んでもらおうと思います。



今回のような
ムーブメント丸ごと交換は、

元の状態や時計ごとに
違ってきますが、

5,000円くらいで
行えるようです。

★我が家でも、古時計の修理を
 受付できるようになりました。


→お預かりしてから、通常2ヶ月程お待ちいただきます。
 (別途往復送料ご負担で、納期が短縮できます。
   が、ゆっくり待つのも楽しいですよ〜

→時計修理専門の工房へ直送。

 *鋳型作りやパーツ復元から行っている、
  近県随一の技術力をお持ちの工房です

→お見積もり価格をご連絡して、
 了承を頂いてから、修理に入ります。

→戦前の時計も直せます。



ツクリがいいなぁ…と感じる時計は、
現代でもやっぱり高嶺の花ですが、

昔の時計は、貫禄があって、
デザインも本当に素敵です。

物置の奥に、天袋の箱の中に
時間の止まった美しい時計が、
ずっと眠っていませんか?

修理を施せば、
再び使えるようになります。

お父さんが初めての給料で
買った振り子時計や、

お爺ちゃんが残した懐中時計など、

修理して使うのは、
それほど敷居の高いことでは
ないみたいです。
(と、知りました。知って良かった)

はやかわ店頭にお持ち込みください。

古時計ライフ、楽しみましょう♪



3-3****

あげますコーナーで差し上げたものが、
アンボ(野沢菜入りのお餅)と、
たいやきのバリになって返ってきました。

バリ、うまい〜
捨てる物も、味は同じだもの。

奥にボンヤリ写っているのは、

お正月過ぎから手元にあった
秋山紀行の原書と現代語版、

(Nさんもうちょっと貸して下さい…)

やーーっと読み始めて、
とても面白い!!

長野と津南をまたいで広がる
秋山郷(あきやまごう)の、

190年程前の暮らしを記録した
旅行記です。

(著者は塩沢町の随筆家、鈴木牧之/すずきぼくし

古老の話で、

最近はヒエやアワなど
贅沢なものがあるけれど、

最近までトチの実や、どんぐりを
食べてきた…

とか、

壁のない掘建て小屋が
(現代から遡って400年前までは)
当たり前だったのが、

この数十年で、塗り壁を作ったり(以前は草の壁だった)、
お金のかかる建て方に変わってきた

(田んぼが作れない山奥なので、
壁に塗り込む藁材が無い)、

なんて話がワラワラ出てきます。

食べ物が潤沢にありそうな山奥でも、
ひとたび飢饉になると
村一つが消滅してしまったり…

(植物の根っこすら食べ尽くしたそうな)

ほんの一昔前の暮らしは
生き抜くことだけでも困難で、

日々の密度の濃さが伺えます。

紅葉時期の
秋山郷の美しさについて
今日いらしたお客様が、

語り尽くせないほどと
おっしゃっていた。

今年の夏は、江戸中期に発見されたと言う
切明(きりあけ)温泉に行きたい。