美しい蔵の模様。
明治○年云々と
箱の裏に書いてあるような
道具の命たちに触れていると、
100年なんてあっという間だ。
奥のお神酒どっくりは
江戸のもの。
買い出しの帰り道。
松之山から津南へ抜けて。
この景色のどこかに、
おばあちゃんが居ます。
(豆粒大、大樹の木陰の山道に)
ズーム。
こんな風に暮らし使われた
道具たちが今、手元にあります。
ボロボロだって美しい。
手前の紙包みの中は…
ガラスものでは
一番好きかもしれません。
ハエ取りの道具とは
とても思えない美しさ。
カールした足もかわいい。
洗濯してすぐに
お嫁にいった刺し子の
大風呂敷も素敵だった。
本藍染めで手紡ぎ手織りの木綿地で。
明治位のものだったろうか。
買い出しが数回続いて、
洗濯したり磨いたり。
少しずつ。
梅雨の訪れとともに
夏の盛りまで、
魚沼市でカゴバックを
作られているDECO(星ヒデ子)さんの
かわいい作品たちが
いくつか並びました。
ヒデ子さんの装いは、
いつもかわいい…
洋服を作ったあまりギレに
綿を詰めてコサージュに。
指輪はガラス工芸作家さんの
パーツだけ買って、
自分で指輪に仕立てて。
(彫金はカゴ作りよりも早く
習い始めたのだそうな)
いろいろ。
小さめは6,500円〜6,800円。
大きいみだれ編みバッグでも18,000円。
皮の持ち手は自分で染めていたり、
こだわり随所に。
夏のお出かけに、
今年からずっと先まで
心地よいお供になってくれるでしょう。
100年後にはどんな顔。
一部の道具たちが残ります。
時間の流れは、あっというまだもの。