IMG_7478

茶花の先生が
立ち寄って下さった。

年明け前には
山から採ってこられた
ツクバネをいただき、

山茶花と一緒に
活けていた。

今日はポロリと
落ちやすい羽の
「直し方」を教えて頂く。

IMG_7476

もう自分自身の
「目」と「感覚」を
信じてもいい、
とも言われる。

それはつまり、

買取の際に、
取捨の精度を上げること…

まだ可能性や使命感を
重たくして、手放せない。

IMG_7477

穴が開いていようが
ホロホロ崩れそうだって、

明治や大正の
麻は美しい。

IMG_7483

華やかな布は
お客様の作品制作に役立つ。

IMG_7475

脆いし使い道の
限られそうな布は、

どうしたら?

IMG_7474

大正期の帯も
織り糸の細さに驚嘆する、

その感動を、

どんな用途に転写すれば
良いかしら。

明確な答えはないけれど、
存在そのものが
美しい…

何よりも、まずは
そこから。

IMG_7473

大正期の黒留に
見惚れる、

楚々とした線に。

IMG_7472

簡単にハサミを
入れられないよ。

お客様が言う。

確かに、そうですね…
価値があると分かる。

だからこそ、
それを下げない
作品にしようと思えば、
手は止まってしまう。

IMG_7471

器は割と気が楽で、
日々に出番。

IMG_7468

昔の合金の
ググッと整形した際に
ついた線も愛おしい。

気楽に使えそう。

IMG_7470

手織りの表情は
変わらず好き…

IMG_7467

玄関の臼、

よく見たら
梟か達磨さんにも
見えてきた。

IMG_7480

捨てる怖さと
少しずつ向き合って、

そうして
育てたコロニーは、

たくさんの可能性を
同時に握りしめていた時よりも、

胸を張って
広がってゆける気がする。

IMG_7481

それぞれに
好きが違って、

それぞれの姿でも
生きられる。

怖さの先には
楽園が見えてきた。