昨日の振替営業。
閉店時間を押して
ほとんど客足途切れず。
遠くからの方も。
感謝ばかり。
持ち込みの買取数件。
閉店後にも一ヶ所
ありました。
託してくださり、
ありがとうございます。
一見すると、よくある
手織りの紬着物。
けれど
縦糸、横糸ともに
玉繭の手紡ぎで、
光沢に品があり
雰囲気が良いです。
大正時代の
男羽織。
裏側に伊勢海老…
同じモチーフが時折
出てくるので、
流行ったのでしょうかね。
にしても、
100年近く前の
印刷技術の高さったら。
持ち手の付いた
切子ガラスの入れ物。
気泡たっぷりで、
時代もそこそこ
ありそうです。
色紙は絹地に肉筆。
二匹のウサギ、
後ろ姿が可愛らしい。
百人一首も古いもの。
袖はちりめん、
胴体はメリンス、
シンプルだなー
と思いきや。
袖を裏返すと
この模様。
さらに胴裏には
目にも鮮やかなブルーの
木綿地が。
隠れた場所で
お洒落するから、
現代の私が見ても
びっくり!
冷酒を入れた
ガラス瓶です。
薄くてとても繊細。
写真だと
分かりにくいですが、
硝子を吹いた時の
回転する筋が入り、
じわじわポッテリ。
春の花を入れたい。
ラナンキュラスや
スイートピーなど。
お久しぶりです。
氷コップです。
発光しそうな
このグリーンが好き!
*ウランガラスでは
ありません
縁取る柔らか
ミルキーホワイト。
時代のある
プレスガラス。
角がバリッと
硬いのです。
そして重たい。
微妙な
デザイン違いで
2種類出た、
紫色のガラス鉢。
ところどころに
気泡が入って、
手のひらにも
よく馴染みます。
サンゴの帯留め。
細かい…
小さな銘々皿。
よくある模様かと
思いきや。
実は飾り縁に
金彩を施してある、
特別な1枚です。
まだまだ色々
入荷していますが、
おいおいと。
頂き物のモクレン。
(訂正、これはコブシですね)
花器は枝や花を
飾ってなんぼだなぁ…
もしくは、
なんでも花器になる。
さしただけ、の
私と違って、
こちらは目の保養、
ありがたいひととき。
小ぶりなニシン鉢も
花器になる。
古伊万里の瓶子も
民芸のツボも。
すっと伸びる
フリージア。
(よく似た花が
春の野山に咲きますよね。
あれは何というのかな…)
佐渡の無名異焼に
すっくりストック。
…あれ?ストックって
こんな花だっけ。
器で随分と、花の印象が
変わりますね。
民藝の流れをくむ
絵付けや造形が、
個人的には一番
ワクワクする。
薄茶飲み飲み、
見せていただいた
これは可愛い!!
沖縄の泡盛を入れる
酒器、
抱瓶(だちびん)と
言うそうです。
体の横に抱えて
持ち歩くので、
胴体の形に沿う
半月型。
好きだー。
幸せな余韻と共に
帰り道を走っていると。
何だか古い幡が、
はためいている。
引き返して、
通りすがりの
おばあちゃんに
聞いてみると
「この道の突き当たりの
地蔵堂で、
火防(ひぶせ)地蔵の
お祭りをやってる。
行けばお札もらえますよ」
中には
地元消防団の
若者たちが。
古い版木で毎年
刷っているという
お札を
いただきました。
「これ貼っとけば、
絶対火事になりませんよ!」
頼もしいな。
火防地蔵、
かぼう とも ひぶせ
とも読むようです。
うーん。
雰囲気的に
大正くらい?
普段は閉めている
という堂内には、
古い厨子と、
数体の仏像が。
その他に
目を引いたのが
「あー。それは流木ですよ」
ゴロゴロいくつも。
ホゾ穴残ってるし、
これなんて完全に
お顔部分だわ。
「すぐそこの枝吉川に
流れてくるたびに、
このお堂に
安置したらしいね」
上流と言っても…
清水の山の中か。
今はもうない集落の
お堂にあったのか、
川の氾濫で
流されたのか。
子供たちが遊んで
流しちゃったことも、
もしかしたら。
この
ひぶせ地蔵のお祭りが、
いつから
続いているのか、
そもそもの始まりは
なんだったのか。
「俺たちも
知りたいんだけどね」
わかる人は集落の中に、
すでに一人も
いないのだそうです。
それでも毎年、
3月20日には
お堂を開けて札を配り、
8月にも1度、
お参りの方向けに
解放する。
決められた日に、
途切れることなく。
はためく旗には
昭和4年や5年の文字も。
もしかしなくたって、
これは江戸時代から
続いてるのじゃないかな…
実家から
歩いて行けるほど
近い場所で、
こんな行事が
続いていることを
知らなかった。
(実家の父も
知りませんでした)
今住んでいる家から
見える、地蔵堂でも
一年に一度くらい
明かりが灯され、
紫色の幕が
かけられています。
お参りする人の
姿も見える。
誰かが引き継いで、
ともすれば
由来も知らぬまま、
昔の人が始めた祈りを
続けているのだ。
わざわざ
知らしめることなく。
話かわって。
長崎旅の1日目の
記録スナップです。
雲仙から小浜(おばま)へ
向かう道の途中。
海辺の夕焼け、
太陽が隠れている
場所だけ、
水平線が
盛り上がって
見えました。
結局、入り損ねた
本家長崎にある
リンガーハット。
海辺の店舗は
雰囲気も抜群。
本日のお宿に着きました。
「蒸気家」さん。
宿の右端や
用水路のあたりから、
温泉の蒸気や湯気が
噴き出しています。
こざっぱりしていて
綺麗な館内。
そこかしこに
飾られている絵も
素敵でした。
正面のお花の絵は、
巨大な油絵。
夕ご飯なしの
プランだったので、
てくてく
小浜の町を歩く。
すごい建物がある!
九州の湯宿は
凄そうだ。
宿に着く前、
車中から目星をつけていた
吉長さん。
温泉施設と、
大きな食堂が
一緒になっていました。
入浴料や
リラクゼーションルーム、
ご飯も、いろいろが安い…
自家製かまぼこ美味!
いも焼酎でかんぱーい!
(聞いたことのない
地元銘柄が沢山)
長崎県内でも
独自の発展を遂げたという
小浜ちゃんぽん。
こちらは、
塩分量の多い
小浜の湯を練り込んだ、
自家製麺でした。
もちろん、
美味しかった!
大好き皿うどん。
本場のーーーー…あれ?
太麺で頼むと
ちゃんぽんの汁なし、
な感じです。
イメージしていた
パリパリ揚げ麺は、
細麺を頼まないと
いけなかったのか。
ともあれ、美味です。
またテクテク宿まで
歩いて帰り、
旅の1日目が
終わったのでした。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。