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【営業時間変更のお知らせ】

●毎週水曜日は、13〜16時開店です。

※第5水曜日のみ、11時から営業。


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〒949-7112
  新潟県南魚沼市長森1135−1
  (欅苑様と、千年こうじや本店様の
   真ん中あたりの一軒家です)

はやかわAntique & Crafts
   日曜・月曜定休
   11時〜16時オープン


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※藍染の木綿と
 絹の縞模様の布、普段着物

昔の布や古道具は、
かなりきちんと
作られています。


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※入れ子式に重ねられる
 明治時代の漆器

現代に作られたものだって、
均一に大量生産されて
とても丈夫で、

それはそれで
素晴らしいけれど、

昔のものは今で言う
手仕事が当たり前。

ひとつひとつに
今とは比べ物に
ならないくらい、

時間や手間が
かけられていました。


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※欅の茶托、
容れ物も欅の漆塗り

一生の長さは
今より短かく、

その中で
手に入るものの数も、
少なかった。

そこに反比例して、
身の回りを囲んでいたのは、

現代の物差しで測ると
贅沢品でした。


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※一番左の猪口は、とても小さい!

貧しさの象徴のような
ボロを重ねた野良着に
見惚れることが出来るのは、

今の生活に余裕があって、
そこに抱く貧困の経験や発想が
自分の中に薄いから
でもあります。


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※本錫の猪口。
 ひとつひとつ模様が違う…

手仕事で作られていた
時代のものを、

気軽な値段で購入して、
日々に楽しむことが出来る。

当時はそんな余裕もなくて、
やれなかったこと。


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※美容師さんが、お客様用の器にと
 選んだ組み合わせ

そんなゆっくりとした
時間を楽しめる贅沢が、

古道具や古美術の世界には
溢れています。


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※白磁の豆皿に九谷の向付。明治期

スロースロー、だからこそ
味わえるもの。

遠くに行かなくても、

時間という距離が遠い
この場所は豊穣です。


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※六日町の人なら歌える、
 お六甚句の歌詞が入った
 手ぬぐい。

こんなローカル色が
ストレートに出るものを
作る文化も、途絶えて久しい。


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祝日の特別営業にも
ご来店くださり、
ありがとうございました。

珍しく店頭に
娘の居た時間も。

(遊んでくれた、お姉ちゃんな
お客様に感謝!猫の絵かわいい)


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やっと1月らしい
雪降りになったものの、

室内の欅の盆栽の
枝の先から葉っぱが…

まだ春には早いよ!

それとも、このまま
暖冬なのでしょうか…


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池田記念美術館さんで
開催された、
真冬のクラフトマーケット
雪見展。


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お嫁に行った布が
立派になっていました。


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窓の外は公園。

広々ひらけた
視界が美しい。


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雪の中を勝手に行ってしまう、
子供達に成長を感じる。

変化はゆっくりと。

古道具や手仕事を
楽しめるとき、
生活はスロースロー。

心の余裕=贅沢の
ひとつの指標に
なりそうです。


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*初稽古のお茶碗、大好きな
 ひょうたん柄で嬉しかった

昨日も大雪の中、
遠方からお越しいただいた
お客様。

「どうせ雪は降るんだから、
むしろ雪だからこそ
出かけようと思って」

確かに。

家の中にいようが
出かけようが、
降る雪の量は変わりませんね。


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*縮緬の深い緑に
 見とれていました。

 葉っぱや蕾をそんなに
 減らしちゃうのか!
 と驚いた、侘助の一輪と

大雪の日も、
お店は開いております。

気持ちの贅沢に
触れる旅へ、

どうぞ
お出かけください。


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お客様の選ばれる
古いものたちの
新たな使い道をお聞きして、

私も刺激を受ける
日々です。

お茶のお稽古からは、
「減らすこと」を
学びつつあるけれど、

まだまだ動きにも
頭の中にも、
無駄や余計が溢れています。

それもこれも、
ゆっくりと…