9月に入りました。
状態の良い片口など、
入荷も続いております。
美しい火鉢は、
オブジェとして
鑑賞できそう。
明治時代の印判模様。
大鉢。
昔の食器たち。
プロユースとしての
引き合いが増えて、
以前は現場でハネていた
時代(昭和初期)も、
仕入れています。
石仏、お地蔵様。
開眼戻しも終えて、
直系のご子孫から
譲っていただきました。
その場には観音様も。
どっちでもいいよ、
と。
戒名があまりにしっかり
彫りこまれていたため、
そちらはやめました…
ノミの跡や
光背のシェイプ、
美しかったー…
ある日の
買い付け道中、
四方八方の雲の形や
空の色が見所多くて、
魅入られる。
天上におお風が
吹き抜けると、
陰影のコントラストが
強烈に上がります。
チリやら淀みが
飛ばされて、
透けて見える
宇宙の色。
まだ娘が
お腹にいた時、
その名前
「穹(ソラ)の色だよー」
と、話しかけていたのを
思い出す。
彼女とこの世界を繋げ、
楽しいお産をさせていただいた
思い出の六日町病院は
現在解体中。
…寂しい。
本当にいいお産だったなぁ。
先生も看護士さんも
同室に居合わせた方も、
素敵だった。
定休日を買い付けに
当てています。
海の近くでは、
こしじ早稲(わせ)の
稲刈り真っ只中!
*買い付け先ではなく、
道中見かけた蔵です
12年ほど前に
山間の温泉×食堂で行われた
イベントに出店した際、
お渡ししていた名刺を
覚えていてくださった
ご縁での買い付け。
開業ほやほやの頃に
蒔いた種が、
今になって芽を出すとは。
その施設は、3年ほど前に
営業をやめられたそうです。
ほとんどの買い付けは
口コミで数珠繋ぎになり、
今では途絶えることが
ありません。
蔵の中に入ると、
全て違う現場ながら
なんとなく、
ここにこれがあるはず…
という勘も
働くようになりました。
仕事という幹を通して、
この地に根を張って
生きています。
限られた生息地域から
外に出られない、
そんな弱さもありますが。
今は幹を太くしてゆこう。
萩焼のお猪口三種に、
無明異焼きのぐい飲み。
奥は娘が無心に
数十枚の丸シールを
貼って作った、
「パパへのお手紙」。
銘木をくりぬいた
手さげかご。
アフリカ的な
おおらかさ。
夫が洗ってくれた
食器の山を見たら…
コーヒーサーバの穴に
ピックが刺さっている。
三人家族だから、
生まれる景色。
虫刺されの痕が
治りにくくなって、
足に水ぶくれも
できるように。
娘は時折、
お母さんのように
私の世話を焼きます。
「痛いところ、
貼ってあげるよ!」
絆創膏をペタペタと。
本人曰く「趣味です」という
プロの鍼灸師さん、
国家資格所有で趣味(笑)、
その軽やかさって。
お店の床に座り込み、
流しの歌手のように
流しで診療を
していただきました。
サボテンの針くらい
微小な針で治療中。
足に水がたまりむくみ、
巡りが悪いから
毒が流れきらない。
汗泡(かんぽう)という
ウミがたまったり、
色素沈着を
起こしやすい状態。
(まぁ、大元の原因は
運動不足でございますー)
そんな原因がわかる前に、
ふと思いつきで入った
治療院も面白かった。
施術してくださった
院長先生は、
タイに7年暮らした
元企業駐在員。
現地の言葉に堪能で
1時間半、海外話が
とめどなく。
治療も良かったけれど、
旅行熱が高まってしまった。
現在2歳6か月の娘は、
御多分に洩れず?
私の姿が見えないと、
「ママママママーー!」と
探し回る。
最近はそれが
緩和してきたので、
この日は産後3回目、
夫に娘を預けて
お出かけの夜。
十数年ぶりに、
モスバーガー店内で
お一人様。
ソイミートが選べたり、
ベジに優しいなぁ。
(厳格なビーガンの方は
ダメでしょうけれど)
手帳かいたり、本読んだり。
以前は当たり前だった時間、
染み入るほどありがたい。
魂が帰る場所に、
触れる。
ベリーダンサーさんたちの
美しさ。
寺原太郎さんのバーンスリーに
チャルパーサさんの
アフガン音楽。
再会が嬉しい!
ボリウッドミュージックに
ファイアパフォーマンス、
やっぱりこの世界が
好きだなぁ…と思う。
細胞が喜んでいる。
私は、ここに
引き寄せられていた。
メイン主催にはもう
戻れない。
古道具家業と育児で
今は目一杯。
今度は、お客さんになれる。
世界に数多ある
お役目の一席について。
小千谷市
若栃(わかとち)集落の
村祭り、
話には聞いていたものの、
老若男女集まる中に、
アジアの香りと、
炎の彩り、魂がさざめいて。
間近に上がる花火、
打ち上げのたびに
重力に逆らって飛翔する音。
三号玉でも、大きい!
会場には友人知人が
多数でも、
何もなさすぎて
不安になる山道ルートに
入り込んで現地を目指す。
隣に居る娘が
「大丈夫だよー」と
励ましてくれました。
ありがとう…
頼もしい相棒に
育ちつつある彼女と、
ナイトミュージアムへ。
十日町市 鉢集落にある
絵本と木の実の美術館。
3回だけの夜間営業です。
背中側に顔を持つ
あの世とこの世をつなぐ
住人たちに案内されて、
不思議な世界へ
入って行きます。
昼にも何度か
きていますが、
夜ならではの
趣向が随所に。
暗いほうが、光は映える。
(壁の点描、
素材はどんぐりのカサなど)
廃校になった校舎が舞台。
子供達の声が
廊下に響いて。
床に座って
お背中ダンスを見ていたら、
隣におおたか静流さんが
こられて、
生歌を堪能いたしました…
娘が夢中になって
回していた、
チャンプルマシーン。
ナイトメア。
残りは、
9月17日(土)18日(日)
18:30〜20:30です。
真っ暗闇に電球が光る、
星降るような
鉢カフェも素敵でしたよ!
昼間では味わえません。
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