本日の買取品の一部。
戦後ものですが、
雰囲気の良い布たち。
店頭への持ち込みは、
買取不可でお返しする
ケースが多いです。
大切にしやすいものほど
皆がとっておくから
市場価値は下がって、
これゴミでしょう!が、
なぜか宝物に。
(茶道具などの古美術品は
元から宝物ですよ)
*明治版画
店頭持込みがご縁となり
後日お宅へお邪魔すると、
「これが欲しかったんですー」が
たくさん見つかります。
「…価値観は人それぞれだから」と、
困惑気味に言われる方も。
残りはゴミ焼却所へ直行!
というケースも多くて、
もう少し業者間の
横のつながりや、
販路を開拓していくことが
今後の課題です。
豪雪地帯で大きな倉庫を
管理するのは、現実的でない。
とりあえず運び込み、
店舗をゴミ屋敷に
するわけにもいかない。
他の骨董屋さんも
呼んでみてください、
リサイクルショップさんにも
持ち込んでみてください、
今は、そんなアナウンスに
とどめています。
「タンスの肥やしになり、
困っている」
「でも、全部絹だから、
自分で捨てるのは嫌」
などなど、
それが積もって、
柔らか物と呼ばれる
絹織物の大暴落は継続中。
貴族のお召し物の価値が、
いつからこんなに
下がったのでしょう。
「縫いにくい」
「普段使えない」
「洗いに出すのが面倒」
…理由はごもっともで、
価値のツボは時代とともに
変化してゆくようです。
絹でなくては味わえなかった
手触りを叶える
化学繊維もある現在、
扱いが簡単なものほど、
生活を助けてくれます。
次に時代とモノのツボが
ピタリと合うまで、
最低でもあと四半世紀は
必要でしょう。
(あるいは、もっと)
そこまで取っておく必要は
ありません。
私達を助けたい
気持ちこそあれ、
ものを残したご先祖様は
困らせるためにそれらを
残したわけではありません。
そして、形あるものには
耐久期限があり、
使わずしまっておいても、
ボロボロになるのです。
次に活かすことも大切、
誰かが思い切って
捨てることもまた必要で、
価値ある決断だ…と、
現場で学ぶ日々です。
明日も開店前に、
買い付けへ行ってきます!
***開店時間が12時くらいに
なるかもしれません。
ご了承ください。***
格安!
一部や全部の
引き出しありません
シリーズ。
軽さが魅力の桐箪笥、
後ろの板が抜かれており、
採光できる展示棚として
使おうと思います。
ちょうど陳列に
棚が欲しかったので、
まとめて引き取りました。
これから
物を入れて行きますが、
すべて販売可能です。
こちらも背板が
一部抜けています。
特に欅の箪笥は
作りが良くて、
収納力のあるインテリアに。
本棚によし、
ものづくりの道具の収納にも。
生活の中で、
お使いください。
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