本日の南魚沼・長森は
1日を通して、
青空覗く
良いお天気でした。
とはいえ、
県内多くの地域が
大雪でたいへんな
ご様子。
どうぞ、
お気をつけて。
我が家は例年通り
冬らしい、
のんびりとした
営業ペースが続きます。
朝は、
洗ったばかりの
枡の補修から。
元々、ガムテープと
和紙で塞がれていた穴。
ど真ん中。
ネズミの仕業か、
穴に何か用途が?
手漉きの
大沢和紙で、
ペタリ。
これはこれで
良い景色。
枡は、飾り棚として
購入される方が
多いようです。
誕生仏も
しっくりと。
小さな神仏を
収めるフレーム、
古道具ならあれこれと
見つかります。
こちらは押し寿司の型、
…和菓子だったかも?
洗いたての
こね鉢。
すでに飴色に。
手元の布や
本など入れる、
当座の物入れとしても
人気。
年月が染めた色。
自然素材は
落ち着きますね…
取っ手が真鍮、
立派な引き出しを
バラ売りで。
簡素な本立ても
洗いたてホヤホヤ。
本以外の
陳列も得意。
乾燥中の琺瑯バットは
横幅48センチの
大ぶりなもの。
青、緑、白の
懐かしいカラーリングが
堪りません。
割れたり欠けたり、
穴が空いてたり。
こちらの器は、
元々直しが
入っていました。
それが好き、
だから好き…
まだ手放せない
一客。
朝の読書時間に。
「お金」はそれに
価値があると
信用している人との間でだけ、
機能する。
骨董や古道具にも
少し似ています。
お客様が年明け前に
購入された、
古い藍染の着物から
作ったパッチワークの
大判布。
薄くなった生地に
補修と装飾も兼ねて、
みっちりと刺し込まれた
刺繍糸。
何かで
測れないほどの、
価値を感じられる。
お客様との間には
ある種の
共通認識があって、
言語を介さない
その不思議な交流に、
幸せだな…と
嬉しくなります。
発表したり、
誰かに見せることもなく、
ご自身の魂の
楽しみのため、
ただ黙々と針を刺す。
換金できない=無価値
ではない。
この時点で、
お金やブランドで
測る価値観とは、
少し距離を
置くことができます。
私は踊らされたり、
惑わされることの方が
多いですが、それでも。
柔道着も鞄に。
布を手に持って、
手が動くのを待つそうです。
何のレシピも
作意もないとき、
私たちはどこに
繋がって、
創作するのでしょう。
根源的な
模様(パターン)が
現れる不思議。
私の「好きだなぁ」は
私固有のもので、
それを大切に
育んでも良い。
皆んなが「良い!」と
思うものに「???」だって
大丈夫。
電話でお問い合わせ
いただいたお客様に、
「時代が新しいので、
つまらないです」と
伝えてしまった前掛け。
古い方と切り離したら、
こちらの良さも
分かった…
1つ1つ、手に取ろう。
時間が必要です。