昨日は、閉店後まで
お客様の出入り途絶えずの、
不思議な木曜日でした。
(平日なのに)
一番遠くは、
片道4時間…
(しかもリピーター様)
本当に、感謝ばかりです。
写真の福寿草は、
今朝の買い出し先にて
撮らせていただきました。
春の黄色は、
幸せ。
こんなものが
ありました。
まだ買取していないので、
お取り置きはできませんが
日曜日に
再度行ってきます。
江戸もあるし、
戦後のものでも
可愛かった。
ネットオークションで見ると
安すぎて目眩がする
古伊万里のお皿。
(全ての柄が、ではないけれど)
だけれど、
骨董品の9割が偽物(!)
とも言われてるのが、
ネット販売。
きちんと現場から
直送できること。
現在の当主様や
持ち主の方から、
譲っていただける
ありがたさを感じます。
そして、お客様に
手渡せる幸せ。
月曜日にも2か所、
仕入れ予定があります。
地元ラジオのCMを聞いて、
という
買い出しの打診が
増えてきました。
次は、
こんなボロ布の写真を
カラーで掲載した、
折り込み広告に
出稿します。
アリさんくらいちっちゃい
(by 娘)啓蒙活動。
『捨てないでください。
それはゴミではありません。
ともすれば
博物館に収まるような、
好事家にとっては
宝石よりも得難い宝物です』
思いが広がればいいのに、と
願うだけで広がるなら、
もうとっくにそうなってる。
未だに捨てられてる。
継ぎ接ぎだらけの、
「時代」の塊が。
水屋タンス。
必要な方、
いらっしゃいますか?
今回の現場は、解体される
場所ではないから、
残してきても
小さな物置としての
余生を送るのでしょう。
*以下は、すでに店頭にあります
ご縁のあるうち、
10回に1回くらい
引き取らせていただいている
塗りのもの。
明治くらいの
輪島塗。
相変わらずこの
四つ椀の重なりには、
心がほんわかー。
大正くらいの
漆器。
こんなに「上手い」絵、
「味わい深い」絵、
現代では少ない。
身近にどうぞ。
シルエットも
可愛い。
お寺さんで
使われていました。
だからお尻に
「庵」の文字。
怖くてなかなか
使えなかった
漆ですが、
高台に小さな
チップができたら、
出番が増えました。
ある程度ラフに
使っても、
(洗いおけに
漬けっぱなしにしない、
などは守りますが)
どうやら
大丈夫みたいですよ。
作家ものの
ぐい飲み杯。
時間をグルーーーっと
巻き戻して。
長崎から戻った翌日は、
八海山麓スキー場の
お祭りへ。
世界初!の
錯覚滑り台。
真ん中が
くぼんで見えますが、
実はかなり高くなっていて、
ソリでスイーーッと
滑れます。
(見てると頭が混乱する)
その翌日は、
久々の広神村ルートで
山越えて。
途中にある、雪の棚田に
捕まりながら…
観光名所でなくても
いい景色たくさん。
お客様のお宅に
お邪魔してきました。
廃材スライスの
玄関の壁が可愛い。
角材が一つだけ
ポコンと
飛び出していて、
一輪挿しや
オブジェの置床に。
お祖母様の
嫁入り箪笥を、
知り合いの職人さんから
リメイクしてもらった
という桐の箪笥。
窓の和紙も効いてる。
スタイリッシュに
なりますねー!
さて、
この日の目的は…
天井裏への扉を開けて
階段を登ると…
階段登ってすぐ、
フランキンセンスの
お香の香りに迎えられる。
ワーーーーーー!!
かなり広い空間に、
お客様の好きなものが
ぎゅー〜〜っと詰まった、
秘密基地。
この場所に
来たかったのです。
日本のものと
インドのものが
同居している。
可愛いから飾る。
我が家からお嫁に行った
家具や布たちとも、
再会できました。
何もなかった屋根裏に
手を入れ始めた、
とお聞きしたのが
半年前。
そこから板を貼って
部屋を作り、
墨汁で天井や柱などに
色つけをして、
(これはご主人担当)
何時間でも
のんびり
滞在したくなる、
カフェのような空間が
生まれていました。
先ほどの嫁入り箪笥の
真ん中と下段は、
こちらに。
この場所は、
解放されていません。
個人のお宅の
屋根裏にある。
それがまるで、
大事に手入れされた
お庭のように
感じられます。
楽園は守られながら、
きっと点々と存在している。
なんて豊かなんだろう。
お土産、と
持たせてくださった
袋の中には、
懐かしい鯛のお菓子と
一保堂のお抹茶。
(自分用には、もっと
安い物を使ってました。
嬉しい!)
*写真の人形たちも
入荷しています。
一部はすでにお嫁に。
オススメのピザ屋さんで
お腹を満たしてから、
(見附の、アルベーロさん。美味!)
もう一つの贅沢に
会いに行きました。
ガラス越しに
「はーーー〜良い…」
トイレの写真で
すみません。
土器パネル欲しい。
長岡市にある
県立歴史博物館さん。
あんぎん布の展示を
滑り込みで見てきました。
戦後まで津南などで
作られ続けていた、
一番太古の生地と目される
「編んで作る」布です。
ずっと前に蔵の中で、
見たことあるかも…
現場で再び
取りこぼさないように、
ジーーーッと見る。
再現された現代の
あんぎん。
材料提供で一部、
関わることができました。
再会が嬉しい。
大切なものは、
こうして今もどこかで
継がれている。
ことさら、
見せることなく
ただ、繋がって。