久々の更新になりました。
いつも見に来てくださり、
ありがとうございます!
大小の買い付けが
続いています。
来週は積みきれなかった
タンスなどを引き取りに。
減っていた家具類が
またちょうどよく補充されて、
物たちは絶妙に動いて行く。
*江戸縮緬
湿度の重さで体が
動きにくい時は、
電卓を取り出して、
1日1センチ。
今日それだけなら
進むことは出来るな、
と思う。
*戦前の縮緬
1年で3メートル65センチ。
日々の積み重ねは、
たった1年でも結構なもの。
*一つ身晴れ着。
20年でちょうど73メートル。
私が68歳になる頃には、
100メートル超えて、
102メートル彼方から、
今の私を眺めている。
*中の襦袢も美しい縮緬
遅々として
進まないように見えても、
そんなに違う場所へ
いけるのか。
今日も、1センチ。
*大正期の間着。
紫陽花の季節。
お茶のお稽古着を
作ってもらいました。
縫ってくださった方の
お茶歴は長い。
夢はいつか
茶事を主催することなの。
そのためにはもっともっと
いい道具が欲しくなるし、
お茶の世界は、
本当に深いからキリがない。
叶った時は来てちょうだい!
と、
いつもの魅力的な笑顔で
手渡された2組。
お渡しした着物は
材質がお稽古着に
向いてないということで、
さらに、
化繊でも1着。
お代を…と言うと、
「気にしないで!
一緒に楽しも〜て!*」
*方言。楽しもう、の意。
エッセイなどを読み、
私もお茶事に
憧れが湧いている。
彼女の夢が叶ったその
20年後に(年の差20歳前後?)、
私が同じ夢を叶えてもいいんだ。
1日1センチの魔法で。
今はまだ、
果てしなく遠いけれど。
*大正期の縮緬
*大正期。
細かな刺繍も、素晴らしい!
お客様を見送る最中、
見上げた先で、松ぼっくりの
生命力に目を奪われる。
以前、作業着の補修に
古布端切れを差し上げたら、
甘くて赤い実になった。
美しい赤だ。
*大正期の漆器。
漆器はこんな箱に
入っています。
取っ手の扇が
可愛い。遊び心。
戦前くらいの
漆器の色にそっくり!
デザインがツボにはまり
嬉しかった、胡粉ネイル。
お客様からおすめの
ネイルサロンを教えていただいて、
気分転換に通うのも
楽しそうだ、
と心惹かれつつ、
爪の窒息感や
圧迫感は相当、苦手。
それが50パーセントくらい、
楽になりました。
寝坊した土曜保育の日。
娘のお弁当用に
夫作。ありがとう。
今日は群馬へ出張中。
明日は埼玉。
遠くへ行ける彼が羨ましくて、
でも、私が考えている
旅のウキウキとは
どうも違うようで。
十日町、夜のいこて。
いい雰囲気。
実家の畑。
空間を満たしている、
どこにでもあるものは空気。
けれど、それが
ここでは
のびのびと広がってる。
と感じる。
私は草花など
育てていないけれど、
実家で田舎体験を
やらせてもらえる
ありがたさ。
田舎にただ住んでいるだけでは、
田舎体験できない。
娘を土曜保育へ迎えにいき、
そのまま急な買い付けが
入ったので、
一緒に現場へ。
コンディション的に
買い取らなかった
タンスの金具は素晴らしかった。
一人だったら、
車に積み込んでいた。
様々なことを
少しずつセーブしていて、
それが今のキャパシティ。
買い付けの後は
とって返して、
大月のホタル祭りへ。
飛ぶ光たちを
指差しながら歩く。
甘い甘いとうもろこしを
お土産に。
休日も持ち込みで
買い付けがあったり。
閉店後、娘を迎えに、
そのまま電車に乗って
産後初のジャズライブへ。
開かれた空間で、
食べて聴いて、
私は幸せになる。
娘も美味しいと笑う。
以前は当たり前に
享受していたことから
離れて、
泣いて、
苦しいと言いながら、
それらの時間は、ますます
価値を増した。
そして別の宝物が、
近くで笑っている。
●
最後に、先週の
箱根旅の写真を。
新幹線で久々の上京。
数年ぶりでした。
変わったのでしょうが、
変わらないなぁと言う印象。
品川アクアパーク。
タッチパネル水槽など、
見せ方が面白い。
クラゲ…いくらでも、
眺めていられる。
チューブ型の通路に
よっこいしょと乗っていた、
ノコギリザメや
エイたち。
イルカショー、
光と音と演出が素晴らし!
イルカに乗った
お姉さんのファンになる。
印象的だったのは
箱根登山鉄道。
ちょうど、あじさい電車と
呼ばれる期間で、
風情がありました。
手を伸ばせば
届く距離に、
たくさんの紫陽花が。
かなりの急勾配を、
スイッチバックしながら
登って行きます。
投宿したのは、
強羅温泉の長い長い長い坂道の
終わりの方にある
静かな宿でした。
霧が濃くて、山の中で…
鳥の声が響き渡り、
ずっと以前に旅行した
バリの雰囲気に似ている。
白濁して、
硫黄臭が強い、
いいお湯でした。
驚いたのは、
宿のスタッフの
半分が外国の方だったこと。
みなさん、笑顔が素敵、
日本語も上手!
火山活動が活発で、
入山制限がかかっており、
頼りにしていた
箱根ロープウェーが
全面停止していることを、
現地に入ってから知りました。
乗り物三昧できないのは
残念だったけれど、
車内に階段のある、
ケーブルカー楽しい。
芦ノ湖の海賊船。
釣り糸を垂れる人。
たくさんたくさん、
充電してきました。
帰りの新幹線は
通勤電車に当たって、
子連れ旅の難しさも痛感…
それから、
箱根での外国人旅行者率は
体感で80%くらい。
圧倒的に日本人の方が
少なかったです。
昔からやっている
食堂のお母さん曰く、
昨年から急激に増えたとか。
そんな、リアルな時代の波も
体感できました。
…あぁ、もうすぐそこまで
新しい流れが、きている!
*娘お迎えの時間につき、
キャレル掲載記事のこぼれ話は
また次に…すみません。