大型連休に入りました。
昭和の日は、
朝から雨降り。
肌寒くて点火したストーブの
いい香りに和みました。
連休中は、
ずっと営業しています。
休みになるのは、
5月2日(月)のみ。
その日も午後から
買い付けではありますが…
現在も布を中心として、
入荷が続いています。
錦紗縮緬、
ほぐしましょうかね。
縮緬じゅばん。
ありそうで、
あまりない模様。
ラミー(麻)の
かせ糸どっさり。
無地の藍木綿を並べてゆくと、
微妙なグラデーションが
美しいです。
そのうち
ハギレにしますが、
上質な生地の着物が多数。
この帯も素敵。
ひとつひとつ
手に取ると、
上質さが見えてくる。
例えば、こんな風に。
塩沢お召し。
下に敷いた
名古屋帯は800円、など
リーズナブルなものも
多数ありますよ!
尺物差し、
センチと兼用できるものも。
未使用品の羽織紐。
ランプのホヤ、
じわじわしたフチの表情。
朝5時のハナミズキ。
お池のオタマジャクシは
早起きだった。
…1日、何時間寝るのかな。
ここ数日、
重機が何かを壊す
ガシャンガシャンと言う音が
響いています。
裏庭と小川を挟んで
お隣さんだった、
昭和レトロな
木造の平屋が解体中…
眺めるたびに、ほーっと
なる景色が変わってく。
好きだったので切ない。
山菜をいただくことが
続いたので、昨夜は天ぷら!
お昼は簡単に、
クレソンと山うど炒めて、
インスタントの
塩ラーメンにのっけました。
ジャンクな食べ方もおいしい。
イタリア土産が羨ましい。
新婚旅行、いいねぇー
これから入籍してきます、とか
二人目できたよ、とか
周りに目出度い報告が多くて、
引っ越したり変化したり、
家が無くなったり。
これも自然の一部なんだな。
子供が二人いると
二倍大変になるけれど、
十倍楽しいですよ、
という言葉も、心に残りました。
生活の中ではみ出したものを
貰ってもらったら、
美味しいものがやってきた。
名前から得た
インスピレーションから
書くという書家さんの作品を、
お客様から頂いたり。
添付されていた説明書?
のような1枚。うん、そうだ。
「あなたも何か書けるんじゃない?」と
夫にふったら、
的確で簡潔な書をいただきました…
ともあれ、
外側からやってくる
言葉は常に私に響く。
細胞が喜ぶ言葉は携えて、
吸い取られるような
気配なら笑い飛ばしながら。
窓を開けて
外を見ながら、
廊下で早朝読書をする日が
増えました。
朝は、鳥の鳴き声が
山の木立の中を行き交っている、
その気配ごと、
まっすぐ届くのです。
まだ若々しいカエルたちの
鳴き声も。
お客様から教えていただいた
エッセイ(お茶の本)が面白くて、
同じ著者の、
「前世への冒険」という本も
取り寄せてしまった。
イタリア、ルネッサンス期の
夜明けあたりの
勉強になりました。
もう一つ教えていただいた
お茶の本。
いしいしんじさん。
以前追っかけていた
作家さん、
私にも表現する人たちの上にも、
同じように月日が流れています。
毎年、同じ頃におすそ分けを
頂いている、
甘夏ピールが今年も。
ありがたく読書のお供に。
茶道に、興味が湧いています。
44歳から始めたいな…
(ゾロ目が気持ちいいし、
娘が小学校にあがる)
本を教えてくれた
塩沢織りの織り子さんは、
今年から毎月
新幹線で東京へ通って、
茶道家である叔母様から
習うのだそうです。
それぞれにやってくる、
そのタイミング。
遡って、
4月11日の定休日に
柏崎へドライブした記録。
峠には結構な雪が!
最初の目的地、
伝説?のラーメン屋、
春紀(はるき)さんが定休日で
ガッカリする夫、
しかし、すぐ近くに有る
麦麦ベイクさんの
パンを車中でパクパク。
美味しいなぁ、
美味しいねぇ…
何が違うのだろう、
いつでも美味しい。
さらに鳥徳(とりとく)、
予約せずに寄ったから、
買えたのは唐揚げのみ。
常に行列ですね…
ラーメン待ち受けモードの
お腹を諌めるために、
道沿いの大衆中華料理店…
「これは、回鍋肉をイメージした
ラーメンなのかな?」と言いながら、
なんだか苦しそうに食べる夫。
ドレッシング並みに
油の量が多いラーメンでした。
(完食できず)
いろんな味があるものだ。
うまいと思う人がいるから
商いは続くし、
多様性も守られる…
次の目的地は、飯塚邸!
…あれ?
こちらも全く調べないで
出かけたら休館日でしたー
(調べよう!)
鉄条網越しに…桜もきれい。
それではと立ち寄った
大欅が素晴らしい。
この時間だけ
晴れ間が覗いて、
境内のお庭も楽しめました。
こちらは開いていたよー
実は移転後、初訪問の
coil 4さん。
出産やらなんやらで2年以上、
遠出しづらかった動き方の感覚を
ストレッチ中です。
一つ一つのものが
喜んでいる。
現場で取りこぼしている
美しさを思い出す。
たくさんのおせっかいを
少しずつ(時間的な制約もあって)
減らした生活に移行中。
イベントとか楽しそうな企画、
お知らせがワンワン押し寄せるような
素晴らしい土地になった。
そして、買い付けでも
物がたくさん目の前に現れるから、
私がどうにかしなくては、
なんて。
大丈夫なんだ、
残るものは残るし、
芽が出るときには出る。
手をかけて
やっと世にでるものは、
同じように手渡された誰かが、
手をかけ続けないといけない。
脆くて儚いものだからこそ、
守り残したい、
だけど、
一人でやれることなんて
高が知れている。
まず、私一人が扱える量を楽しむ。
手元に留めないで、どんどん流してゆく。
*こちらも数年ぶりの
タンネさんでお茶飲んで、
器を買って帰りました。
楽しくやっていたら
いつか助けの手が加わって、
もっとたくさんの事が
できるかもしれない。
だけどその時だって、
自ら咲こうとしている
蕾を触ったりしたら、
その花は開けなくなる。
なるように、そのように。
明日も、
布たちを道具たちを
素の美しさを、
楽しんでいただけますように。