本日も、
インド旅の反芻記録に
しばしお付き合いを。
2009年1月19日。
8時前に起床。
レートの良い銀行で両替するのに
1時間もかかった。
お腹の調子がわりと良いので、
今日は少し遠くへ。
バスの運転手さんが
エンジンの上?の特等席
(パーツにヒビが入っていた…)
に座らせてくれました。
乗っていたバスが
壊れて止まり、
通りがかった別のバスに
乗り換えたり、
アクシデントもありつつ、
目的の村『AJRAKHPUR』到着。
写真のような、何も無い
幹線道路の道ばたに
運転席から飛び降りることで下車。
そこからは
看板の矢印が指し示す、
村があるらしき方角への
砂利道を1キロほど歩く。
洗い場が見えてきた。
ここは、アジュラクという
伝統模様の布を作る職人さんが
集まり住んでいる村。
全て草木染め。
けれど、完全受注生産で
すでに一般のマーケットには
流通していないそうです。
(安価なケミカル染めが主流に)
地面に直干しで乾燥中。
乾燥して布が軽くなると、
吹いた風でめくれあがる。
後ろには洗濯物もハタハタ。
きれいな赤。
妙に日本的な模様も。
麻の葉柄…
どちらがルーツに近いのだろ。
世界中の模様はどんな風に、
繋がってる?
しっとりとした
インディゴブルー。
露天に置かれた
ワイルドな藍がめ。
ぶくぶく発酵中。
ちょっと緑色。
うしろの掘建て小屋では
薪をくべて、染色液を煮だす
作業を行います。
緑が入ると、行程が増えるので
(藍に黄色を足して緑に)
布の価値はあがる。
カットした生成りの布を
ボイルして漂白し、
*以下の写真は、行程と
一致していないものもあります。
まずは全体を
生薬としても使われる
ミロバランという植物で
下染め。
次に、糊とライムで黄色に染色。
鉄を発酵させた染色液を
塗っているところ。
(鉄とジャグリーという植物?)
粘土、糊、鉄の混合液で
赤色をプリント。
防染用の糊とライムで
白くしたいところをカバー、
インディゴを全体に塗り付ける。
プリントは木版で行います。
簡素な作業台。
いくつもの行程を重ね、
何週間もかけて産まれる
美しい布。
インド木版更紗の精緻が
詰まっている。
この場所だからこそ、
作れるもの。
平均化したように錯覚している
日本の生活の中でも、
他所からの視点で見たら
ここだけのオリジナルが
きっと沢山ある。
土地の文化の構成要素、
気候や素材や気質や、
いろんなものが混ざり合って。
村からの帰り道は、
ちょうど工房を訪ねていた
ブジに戻るという車に、
同乗させていただきました。
レストランで
夕ご飯をすませた後は、
気になっていた
古布屋さんに立ち寄って、
あれやこれや物色。
こうして、
カッチ地方の4泊は
布と人の間を転がって、
あっという間に終わりました。
宿をチェックアウト。
夜の駅へ向い、
夜行列車に乗り込みます。
翌朝5時くらいに、ふたたび
州都アーマダバードに到着。
次の電車への乗り継ぎまで、
滞在予定わずか
12時間ほどだったので、
駅構内の宿泊施設
(リタイアリングルーム)を
利用しようかとも思ったのですが、
エアコン付き1,000円。
何だか無機質な部屋…
まだ眠る朝の町に出て、
リキシャーに乗ったり歩いたり、
1時間以上かけて宿を探して、
ぐったり。
一泊400円の宿に
ひとまずチェックイン。
エレベーターは、
イギリス式が多いです。
手動で扉を開閉する。
かっこいい。
部屋はお湯が出るー
真冬の旅はシャワーが寒いので、
それだけで心が贅沢に。
キャリコ(更紗)ミュージアムへ
2回目の訪問。
こちらの収蔵品は素晴らしい!
けれど、観覧無料ながら
入場人数は先着順で制限があり、
グループになって
学芸員の女性と一緒に
回らないと行けない。
…説明が丁寧すぎて
しかも早口で、
立ち止まることも
出来ないのが、ちょっと残念。
道ばた屋台でサンドイッチと
ベジバーガー(二つで36円)。
バンズに挟んであるのは
コロッケのようなもの。
ポテトなどの野菜に、
きのこ(椎茸)の味も。
マサラ風味、
ケチャップ付けて
さらに美味しい!
チャイ(6円)もね。
カッチから運んできた布たちを、
郵便局から日本へ発送。
いちいち、手縫いの梱包と
蝋のシーリングをしないと、
受け付けてもらえないので
ちょっと面倒くさい。
少年が商う
フレッシュジューススタンド。
絞ったオレンジ果汁に、
スパイスと塩を振って
アクセントに。40円。
宿に戻り、18時前に
チェックアウト。
再び夜行列車に乗り込んで、
次なる目的地は、
紀元前3世紀!の
仏教遺跡が残る
世界遺産の町、
サーンチーです。
インド旅の反芻記録に
しばしお付き合いを。
2009年1月19日。
8時前に起床。
レートの良い銀行で両替するのに
1時間もかかった。
お腹の調子がわりと良いので、
今日は少し遠くへ。
バスの運転手さんが
エンジンの上?の特等席
(パーツにヒビが入っていた…)
に座らせてくれました。
乗っていたバスが
壊れて止まり、
通りがかった別のバスに
乗り換えたり、
アクシデントもありつつ、
目的の村『AJRAKHPUR』到着。
写真のような、何も無い
幹線道路の道ばたに
運転席から飛び降りることで下車。
そこからは
看板の矢印が指し示す、
村があるらしき方角への
砂利道を1キロほど歩く。
洗い場が見えてきた。
ここは、アジュラクという
伝統模様の布を作る職人さんが
集まり住んでいる村。
全て草木染め。
けれど、完全受注生産で
すでに一般のマーケットには
流通していないそうです。
(安価なケミカル染めが主流に)
地面に直干しで乾燥中。
乾燥して布が軽くなると、
吹いた風でめくれあがる。
後ろには洗濯物もハタハタ。
きれいな赤。
妙に日本的な模様も。
麻の葉柄…
どちらがルーツに近いのだろ。
世界中の模様はどんな風に、
繋がってる?
しっとりとした
インディゴブルー。
露天に置かれた
ワイルドな藍がめ。
ぶくぶく発酵中。
ちょっと緑色。
うしろの掘建て小屋では
薪をくべて、染色液を煮だす
作業を行います。
緑が入ると、行程が増えるので
(藍に黄色を足して緑に)
布の価値はあがる。
カットした生成りの布を
ボイルして漂白し、
*以下の写真は、行程と
一致していないものもあります。
まずは全体を
生薬としても使われる
ミロバランという植物で
下染め。
次に、糊とライムで黄色に染色。
鉄を発酵させた染色液を
塗っているところ。
(鉄とジャグリーという植物?)
粘土、糊、鉄の混合液で
赤色をプリント。
防染用の糊とライムで
白くしたいところをカバー、
インディゴを全体に塗り付ける。
プリントは木版で行います。
簡素な作業台。
いくつもの行程を重ね、
何週間もかけて産まれる
美しい布。
インド木版更紗の精緻が
詰まっている。
この場所だからこそ、
作れるもの。
平均化したように錯覚している
日本の生活の中でも、
他所からの視点で見たら
ここだけのオリジナルが
きっと沢山ある。
土地の文化の構成要素、
気候や素材や気質や、
いろんなものが混ざり合って。
村からの帰り道は、
ちょうど工房を訪ねていた
ブジに戻るという車に、
同乗させていただきました。
レストランで
夕ご飯をすませた後は、
気になっていた
古布屋さんに立ち寄って、
あれやこれや物色。
こうして、
カッチ地方の4泊は
布と人の間を転がって、
あっという間に終わりました。
宿をチェックアウト。
夜の駅へ向い、
夜行列車に乗り込みます。
翌朝5時くらいに、ふたたび
州都アーマダバードに到着。
次の電車への乗り継ぎまで、
滞在予定わずか
12時間ほどだったので、
駅構内の宿泊施設
(リタイアリングルーム)を
利用しようかとも思ったのですが、
エアコン付き1,000円。
何だか無機質な部屋…
まだ眠る朝の町に出て、
リキシャーに乗ったり歩いたり、
1時間以上かけて宿を探して、
ぐったり。
一泊400円の宿に
ひとまずチェックイン。
エレベーターは、
イギリス式が多いです。
手動で扉を開閉する。
かっこいい。
部屋はお湯が出るー
真冬の旅はシャワーが寒いので、
それだけで心が贅沢に。
キャリコ(更紗)ミュージアムへ
2回目の訪問。
こちらの収蔵品は素晴らしい!
けれど、観覧無料ながら
入場人数は先着順で制限があり、
グループになって
学芸員の女性と一緒に
回らないと行けない。
…説明が丁寧すぎて
しかも早口で、
立ち止まることも
出来ないのが、ちょっと残念。
道ばた屋台でサンドイッチと
ベジバーガー(二つで36円)。
バンズに挟んであるのは
コロッケのようなもの。
ポテトなどの野菜に、
きのこ(椎茸)の味も。
マサラ風味、
ケチャップ付けて
さらに美味しい!
チャイ(6円)もね。
カッチから運んできた布たちを、
郵便局から日本へ発送。
いちいち、手縫いの梱包と
蝋のシーリングをしないと、
受け付けてもらえないので
ちょっと面倒くさい。
少年が商う
フレッシュジューススタンド。
絞ったオレンジ果汁に、
スパイスと塩を振って
アクセントに。40円。
宿に戻り、18時前に
チェックアウト。
再び夜行列車に乗り込んで、
次なる目的地は、
紀元前3世紀!の
仏教遺跡が残る
世界遺産の町、
サーンチーです。