連日、心地よい風が吹いて、
洗い物がはかどります。

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白いカラーが咲きました。



我が家の商品は、

98%くらいが
初荷(うぶに)と呼ばれるもの。

古道具や古布を
一般のご家庭や蔵の中から
買い付けしています。

(解体や引っ越しの際に
直接お電話いただいたり、

以前買い出しをした方のご紹介で
同じ集落に行ったり。)

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助手席まで荷物。
経机の足と棚田の景色。



地元買い付けの
メリットでありデメリットは、
〈地元のものしか無い〉こと。

道具や柄の意匠には、
こまかな地域性があります。

たとえば、

魚沼地方の道具(割とおとなしめ)と、
山一つ越えた
十日町津南地域(縄文的ワイルド!)では

同じ用途の道具でも
まったく雰囲気を違えています。

小じゃれた大正・昭和レトロより
素朴なものが、
比較的多いのも特徴。

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↑天日でフカフカ、
木綿の野良着や綿入れ。



古道具屋さん巡りを
県境またいで、

精力的にしてらっしゃる方が
多い事に頷ける。

近場エリアでもこれだけ
違うんだもの…

時おり、

関西方面に
古道具の買い付けしに
行ってみたいなぁと、

フと妄想しますが、
まだ実現できず…

(なんてことのない土ものの
古い日用品に目がないもので…)

それを実践している
他県の同業者の方が
フラリと訪れる日もあります。

旅をしている方が
多い業種です、きっと。

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そうそう。

残りの2%は
同業者さんのお店で
気に入った持ち帰り品。

買い値のまんま、
儲けなしで出してみたり。

そこいらへん、
思い当たる方おられるはず…。

可愛い木肌。
錆びたトタン。

1日やそこいら手元に置いて、
気に入った方のフトコロに
手渡せればいいか。

そう思うものが、
店内の隅っこで
ジッとこちらを見ている…



以上が日本のものについて。

もうひとつは
店内の4分の1を占める
インド買い付け布と小物。

年に2回ほど
直接現地に赴いて、
買い出ししています。

手染め布は
作業を見学しながら。

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↑木版草木染め布の印付け。

古い刺繍布なども、
地方都市の小さな骨董屋さんで
探しています。

手紡ぎ手織り布、
手刺繍の布を

常に前回と違う柄や色みで
選ぶように心がけつつ。



仕入れ量は毎回
限られていますが、

大量に買えないものほどを、
愛おしんでゆけたらなぁ…。

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昨日、片付けたものを捨てに
焼却場へいった際に、

布を張り替えれば使えそうな
木肌のきれいなソファが3点。

置いてきたけれど。

勿体ないのに
手に余る…

せめて
手元に来たものたちは、
どこかへ送り出そう。



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↑間口の狭いお店。
スナックと噛みタバコを売っている。

小さなお店を見るのが好き。

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↑手すき紙のグリーティングカード。
ダライ・ラマ法王のお言葉付き。200円