ハッカ蒸留水・越後上布の雪晒しと青空。

初めてご来店なお客様が続いた、
ハッカ油のスプレー。

3-8-

何年も前から噂を聞いてたけど
初めて現物を見たという方も。

観光プロジェクトに所属している
友達が話を聞きに来てくれたし、

あとはジワジワ広がれ、
六日町産ハッカ油

年間生産本数が少なくて、
(100%人力生産だから…)
友達はそれがいいんじゃないかと言う。

私もそう思います。

ネットショップに、もうじきアップ予定。

3-8**

今朝もハッカ蒸留水を少量入れた
ハッカ風呂に入りました。

血管を拡張してくれる薬効で、
足先までずっとポカポカ。

それだけでなく、汗のにおいを抑える
デオドラント効果があるみたい。

さらに、残り湯を焚き直しても
古くなったお湯の匂いがしなかった。

殺菌効果が働いてるのかな。

節約になります

メントール臭はほのかで、
薬湯…植物の香り。

とれたてホンモノの
ハッカ蒸留水を販売している例は、
ネット上では見つけられない。

実際これは良いものだし、
売って下さい〜、と
お爺ちゃんと茶飲み話。



油の販売前は、
保健所さんに現物を提出して、

成分分析→販売許可の
手順を踏んだそうで、

今回も時間が
必要かも知れないけれど…

Step by Step .

このスピードがいいんだなぁ

新しい地元の良いもの、
製品化が楽しみです。

3-8--

先日、柏崎の古道具屋さんに
連れて行って下さった方と、
帰りの車中で話したこと。

〔あまり興味のない人が
物見遊山で押し掛けたり、

今の雰囲気が壊されてしまうのは
怖い。だけど、

売れなければ
お店がなくなってしまう。

そっちの方が困る。

悩ましいよね。
教えたいけど、教えたくない。〕

ひっそり続いていってほしいこと、
活動やお店や、満たしている空気。

自分の持ってるお金と時間を
可能な分だけ、Bet.



3-8****

越後上布の晒し風景を
晴れた日に撮りたくて、

夕方近く探しにいった、
30分間の小さな旅。

3-8***

体験用のさらし場には、
人の姿も布も無い。

3-8*****

雪のトンネル抜けて、

3-8*******

木の橋渡って、

3-8******

そう、この景色!

3-8++

朝イチに使うものだろう、
スコップとカンジキにタライ。

3-8+

取り込み風景は、
逆にレアかも

3-8********

美しい雪が作る布。

3-8-+

柄の下は熱を集めて
雪が溶けやすく、
白い模様が出来ていた。

3-8+++

織元さんはそれぞれに
晒し場を持っていて、

お客様から里帰りしてきた
越後上布を雪晒し後、
仕立て直してお返ししています。

この時期、
全国から熱心な布好きさん、
着物ファンの方が、見学に来るそうな。

3-8++++

人なつこかった番人君。



3-8*

真鍮の矢立ては、一輪挿しに出来ました。

3-8

でもやっぱり、春になったら、
苔を植えてみよう。

取りこぼす鳥。

6年前と割と最近、
買い出しをさせていただいたお家の方が
もうじき遠くへお引っ越し。

気になっていた従軍日記を
貸していただきました。

箱詰めされた江戸〜戦前の
文書の一番上に、

手でかがったノートが
ポンと置かれて、

最初の1行目が心に残り、
読んでみたいと思っていた。

3-7

戦闘ハ罪悪ナリ 人生ノ残虐 之レ又 甚ダシキ …

日露戦争の記録。

筆者は帰還してから、
明治40年にお子さんをもうけている。
その前に書かれたもの?

買い出しの際に
年配の方からお話を聞くと、
避けては通れない
先の戦争のこと。

私が扱わせていただいている
年月を重ねた道具たちは、

その時代を生きた人たちの
手を経て残ったもの。

満州引き上げの様子を
女性の立場から記録した

藤原てい著
流れる星は生きている
を読了して思った。

その状況に置かれたら私も狂うし、
何かを蹴散らしてオニになる。

3-7**

このところ、
来客者さんの平均年齢が高くて、

皆さん戦前戦中生まれ、
記憶鮮明です。



冬の間に作った
藁細工や竹カゴを売ったり、

春からの畑仕事に使う
農具を揃える為に
江戸時代から続いている、

一宮神社農具市

今年は、3月12日(土)早朝から。

3-7****

お爺ちゃんが農具市に
ハッカ油を持ってゆくので、

自分一人だから
一緒にお店番をしてほしいと言う。

イベントごとで売るのは
まったくの初めてだと聞いて、
心配だ…

お爺ちゃんは81歳、

8年前にハッカ作りに
関わるようになって、
やっと今回が実売デビュー。

とりあえず、前日納期で
ポップ作りを引き受ける。

ボランティアの為に
お店を閉められない生活力のなさは、
私のせいだけど、
(従業員居ませんもの…)

いや、私も出店すればいいのか。

お手伝いをしながら
自分の陳列と接客もなんて
器用さがないよ…

ともあれ、
ハッカ油をお求めの皆様、

12日は我が家からも車で3分、
291号線沿いから歩いてゆけます。

一宮(いちのみや)神社へどうぞ!

3-7*****

お百姓さんの手を持つ
お爺ちゃんを探して下さい。

ハッカはこの手で植えられ刈り取られ、
蒸留され、梱包されています。



まるでジオラマ。



良かった…と思う
一瞬の場面が好き。

フィクション、ノンフィクション、
どっちにも感情は動くのが、
考えてみたら不思議。

うそほんと、区別できないなら、
完全無欠なんて夢だわ。



情報や頼まれごとが通り過ぎて
取りこぼしていることを
オープンにして、

どこかで芽をだすことを
期待しよう。

飛びながら暮らすだけで
植物を育む鳥みたいに。



3-7*

名古屋帯を買ってゆくお客様。

たくさんのおひな様を
作っては配ってらっしゃる。

頂いたものをしまい込んでいたので、
旧暦の3月3日まで飾ることにしました。

この地域で
50年後に買い出しの
仕事をしている誰かが、

この形のひな人形が
何度も出て来ることに
気がつくかも知れない。

それが日本舞踊をしている
師匠とお弟子さんの
たった2人の手によるものだとは、
きっと分かりようがないけど。



3-7***

ベンチコートと母の足の裏が
最高の寝具だね、手塩さん。

彼がいつか居なくなっても、
しばらくは毛玉が出て来るだろう。

生きていた痕跡は
気負わなくても、

ただ生きてるだけで
残せるもの。

花いけ・モーターサイクル。

3-5****

ハッカ蒸留水を濾して、
詰めました。

*ガラス瓶が曇っているのは
 冷蔵庫に入れていたから。

お風呂に少量混ぜてハッカ風呂。
湯冷めしにくくなります。

スーと寒いメントール系でなく、
シソに似ている甘い香り。

スプレーお買い上げの際に、
お持ちくださいな。

ネットショップからの県外発送も、
できるようにしますね!
(蒸留水はおつけできませんが…)



白州正子さんの本から興味を持って
最近取り寄せた
川瀬敏郎さんの投げ入れの本。

3-5

お客様からは懐かしいとか、
いまごろ〜?と言われてしまう

確かに古道具だけでなく、
さびたトタンとか、

ともすればゴミみたいなものの
チョイスが、ツボの真ん中。

3-5**

矢立ては苔を盛るか、
多肉植物ベイビーの家に。

3-5***

指にはめて田んぼの除草をした
真鍮の爪は、一輪挿しの花留め。

どうかな〜

金属 × 植物 が好き。

3-5+

手前は400円、奥は1,000円。

昔の食器には植物や動物たちが
いきいきと描かれています。



魔法のチケットが
1枚だけ手に入ったら
特等席で聴きたい、

BUMP OF CHICKEN.

10年前、夜の職場で
現像機の掃除をしながら、

有線放送に何度も
リクエストをかけた、
ダンデライオン。
天体観測。

聞きながら泣いて、
泣きながら仕事する。


歌詞の一部だけ。


他人事だけど頑張れよ 手伝う気も方法も無い
道徳と規則の中で へらへら頑張るしかないよ

わざわざ終わらせなくていい
どうせ自動で最期は来るでしょう

その時を考えても意味がない
借りてきた答えしか出てこない

現実派気取りじゃないから
どんな時間が無駄か 解るでしょう

死んだ魚の目って言われても
心臓はまだ脈を打つ


四の五の言わず飯食えよ
人の振り見て人にはなれんよ

気にする程 見られてもいないよ
生まれたらどうにか生き抜いて

周りが馬鹿に見えるなら
生き難(にく)いなんて事もないでしょう

死んだ魚の目を笑うやつに
今更 躓(つまづ)くこともないでしょう


あぁ 君には言ってない
そう 無視してくれていい

相槌さえも望まない
そもそも大した事言ってない

手貸したら握るかい
どっちでもいいけどさ

ああ 外野は放っとけ
そもそも大した事言ってない

(モーターサイクル)



昨年末にリリースされたアルバムを
今頃レンタルしてきて、

動向をチェックするような
健全たる熱のある
ファンじゃないけど…

ずっと傍らにある音。
今も泣かされている。

精錬前。濃密なハッカ油。

お爺ちゃんたちの自家栽培、
そして自家製ハッカスプレー、
入荷しました。

3-4*

とても心地よい香りです。

10ml入りで1,260円(税込み)

使い終わったら中身をお持ちください。
880円(税込み)で詰め替えできます。

*工房に持ってゆくので、
 何日かいただきます。ご了承ください。

*成分の強さでプラスチックだと
 保管中に溶けることがあります。
 専用容器のままお使いください。

*肌につけられる濃度まで、
 無水エタノールで希釈されています。
※(消毒用エタノールより精製度が高い)

*日本原産の和種ハッカ100%。
 栽培から抽出まで、六日町で行われています。

3-4+++

薬局で売っているハッカ油は、
とてもシャープな香り。

安価なので、一時は頻繁に
石けん作りや掃除に使っていました。

日本薬局方さんのハッカ油の
成分を調べてみると

粗脳(冷却して結晶化させる)を取り除いたあとの
精製油だと分かりました。

お爺ちゃんたちは
これを目指していたんだ…

個人的には、
今の香りが断然、好きです。

ちょっとシソに似た香りも
混じっていて。

(蒸留中の工房は、
赤じそジュースを作ってる時の
台所みたいだった。匂いが。)

*お婆ちゃんがお店番をしているような
小さなタバコ屋さんでも売っている、
クリスタルクラック。

メントールタバコを自作したり、
食品添加物として使えます。

現物を見せていただいたら、
キラキラ透明で飾れるほど美しい。
自然物の造形美は完璧〜


3-4+

私はラベンダーオイルがダメで、
(血圧をあげるという効能が
低血圧な身体に受け付けないのかも…)

匂いの好き嫌いというものは
個人差が大きいですが、

このハッカスプレーの香りは
とても気持ちよく感じます。

多分、蒸留してから
不純物を取り除いただけの、

精製度が低い状態だから。

つまり原油。
香りが複雑なのです。

商業ベースに乗りきる前の、
自家生産の素晴らしさだと思う。

3-4++

初めて自家製のどぶろくを飲んだ時に
感動して(何杯でも飲みたかった!)、

玄米を食べ慣れてくると
白米に味気なさを感じるのにも
似ています。

お蕎麦は、父が作ってくれる
石臼引きの二八が一番で、

ビスケットは胚芽系が
香り高くて好き。

スパゲティだけは全粒粉の
ツブツブよりも、
ツルッツルがうまい!

(スパゲティにも二八蕎麦や
分づき米みたいなのが、あれば…)

古道具もベタベタペンキを塗って
木肌を塞いで合成ニスで閉じるより、

なるべくワックスコートだけで
使いたかったり。



更級蕎麦や大吟醸の日本酒や
精米歩合の高いお米は、

確かに洗練されていて
美味しいけれど、

自然からは離れてく。

時おりいただくのが
贅沢だったものが、
日常使いとなりました。

上白糖の甘さと、
黒砂糖のコク。

似た例を考え始めると、
色々あるなぁ。

どちらもを
使い分けられたら。

3-4

↑奥にあるのは、
まだ製品化していない
ハッカの蒸留水。

活用しきれず、
捨てていたそうだ…
(ももももったいない!)

お菓子屋さんと研究しながら、
ハッカ羊羹やハッカスイーツを
試作開始だそう。

↑今、手元にある分だけですが、
ハッカスプレーお買い上げの方に、
蒸留水をお分けします。

ひとまずお風呂にひと混ぜで、
ポカポカなハッカ風呂に。


発汗効果や、消臭抗菌、
神経を鎮静する作用があります。



と、ここまでの記事を書くのに
初めて知ったことも多々。

絞ったハッカを飼料にしたら、
家畜が病気をしなくなったとか、

中国ではストレス発散に小瓶に入れて、
香りで気分転換をしていたとか、

面白いにゃー



3-4****

玄関先の錦糸卵…
まんさくの花に雪が積もって、

再び真冬に逆戻り、寒いです



3-4**

そして雪融け前の珍事?

倉庫に大型除雪車の飛ばした
雪が直撃して穴が…(笑)

しまってある道具類が
ちょっとシケシケしましたが、

春に向けての風穴が開いたかな!

*除雪車を運転していた方が
 直してくれるそうで、よかった〜

古時計が刻む時間。*修理できるようになりました

修理工房さんへ預けていた、
壁掛け時計が
戻ってきました。

3-3

開店から7年、
初めて見せる時計が
掛かりました(笑)

(壊れた明治-大正くらいの
丸時計はあったけれど…)

3-3*

パーツがしっかりしていて、
あなどりがたし、昭和の時計。

3-3***

電源が単一式だったのを
ごっそり丸ごと交換して、
便利な単三電池に。

before写真を撮らなかったのが
悔やまれますが…

サビサビでとても
使えなさそうな状態でした。

ホコリだらけが、
ピカピカになった!

3-3**

吉祥つなぎのアクセントが
素敵だったので、実用できて嬉しい。

これから再び新しい時間を、
我が家で刻んでもらおうと思います。



今回のような
ムーブメント丸ごと交換は、

元の状態や時計ごとに
違ってきますが、

5,000円くらいで
行えるようです。

★我が家でも、古時計の修理を
 受付できるようになりました。


→お預かりしてから、通常2ヶ月程お待ちいただきます。
 (別途往復送料ご負担で、納期が短縮できます。
   が、ゆっくり待つのも楽しいですよ〜

→時計修理専門の工房へ直送。

 *鋳型作りやパーツ復元から行っている、
  近県随一の技術力をお持ちの工房です

→お見積もり価格をご連絡して、
 了承を頂いてから、修理に入ります。

→戦前の時計も直せます。



ツクリがいいなぁ…と感じる時計は、
現代でもやっぱり高嶺の花ですが、

昔の時計は、貫禄があって、
デザインも本当に素敵です。

物置の奥に、天袋の箱の中に
時間の止まった美しい時計が、
ずっと眠っていませんか?

修理を施せば、
再び使えるようになります。

お父さんが初めての給料で
買った振り子時計や、

お爺ちゃんが残した懐中時計など、

修理して使うのは、
それほど敷居の高いことでは
ないみたいです。
(と、知りました。知って良かった)

はやかわ店頭にお持ち込みください。

古時計ライフ、楽しみましょう♪



3-3****

あげますコーナーで差し上げたものが、
アンボ(野沢菜入りのお餅)と、
たいやきのバリになって返ってきました。

バリ、うまい〜
捨てる物も、味は同じだもの。

奥にボンヤリ写っているのは、

お正月過ぎから手元にあった
秋山紀行の原書と現代語版、

(Nさんもうちょっと貸して下さい…)

やーーっと読み始めて、
とても面白い!!

長野と津南をまたいで広がる
秋山郷(あきやまごう)の、

190年程前の暮らしを記録した
旅行記です。

(著者は塩沢町の随筆家、鈴木牧之/すずきぼくし

古老の話で、

最近はヒエやアワなど
贅沢なものがあるけれど、

最近までトチの実や、どんぐりを
食べてきた…

とか、

壁のない掘建て小屋が
(現代から遡って400年前までは)
当たり前だったのが、

この数十年で、塗り壁を作ったり(以前は草の壁だった)、
お金のかかる建て方に変わってきた

(田んぼが作れない山奥なので、
壁に塗り込む藁材が無い)、

なんて話がワラワラ出てきます。

食べ物が潤沢にありそうな山奥でも、
ひとたび飢饉になると
村一つが消滅してしまったり…

(植物の根っこすら食べ尽くしたそうな)

ほんの一昔前の暮らしは
生き抜くことだけでも困難で、

日々の密度の濃さが伺えます。

紅葉時期の
秋山郷の美しさについて
今日いらしたお客様が、

語り尽くせないほどと
おっしゃっていた。

今年の夏は、江戸中期に発見されたと言う
切明(きりあけ)温泉に行きたい。

お爺ちゃんたちの夢・薄荷油。

六日町の旧道沿いにある
倉庫の一階で、

毎年この時期に
行われているという
日本薄荷の蒸留作業を
見学してきました。

3-3+

御年96歳(一番右)のお爺ちゃんが、
たった一人で始めてから、早13年。

先生は居ない、
技術面の文献も見つからない。

最初の作付け面積は、
一畝(30坪)。

失敗して改善点を考えても、
それを試せるのはまた来年。

3-3+++

1週間、朝から晩まで続けた
薄荷絞りもこの日でおしまい。

350年前の記録に残り、
塩沢・六日町地域の
重要な産業だった薄荷油作り。

水が上がらず耕作地としては
不適だったところでも、
日本薄荷はよく育った。

(連作には向かないので、
4年もたつと植え替えの必要が)

3-3++++

今から80年くらい前に、
養蚕に切り替える家が増えるまで、

1年に3回の刈り入れをして加工、
専門に販売するお店が
塩沢町に5軒程あったとか。

3-3*

この日、お手伝いに来ていた
お爺ちゃんたちは60-80代。

[自分も95歳までは生きるから、
あと13年は楽しめる。]

昭和4年生まれのMさんが笑う。

基準が96歳で夢を追いかける
Kさんの姿なもので、

そんなの無理だとは
誰も思っていない顔。

3-3**

先達に当たる
北海道・北見の薄荷生産会社の
社長さんに来ていただいて、

技術指導を受けたりしながら、
(もちろん企業秘密は秘密だけど)

エッセンシャルオイルと
蒸留水の抽出まで成功。

薄荷の結晶を再現するのが、
次なる目標だそうだ。

北見のカタログには
ラインナップされている
美しいクリスタル。

霜柱のように
屋外で作ったと伝わる。

3-3***

[農業に関わる仕事は、
もうけが出るまで10年]だそうな。

この薄荷に関しては、
とうに10年を越えてしまった。

気の長い話だ…

お爺ちゃんたちには
夢がある。

お米の生産は価格が下がって
苦しくなるばかり、

地元の産業として、
再び薄荷に光を当てたい。

仲間と一緒に試行錯誤。

3-3*****

儲けを出す為の行いを
[仕事]と呼ぶにしても、

(金銭、地位、公共の利益、自分の満足、とか
何を得たいかは各人違っても)

お爺ちゃんたちの仕事の器は、
大きかった。

出来た試験品をこれまで
数百人に配って、
感想を聞いて改良して、

正式に販売を始めたのは、
昨年の10月頃。

取扱店はまだ、片手で足りる。

3-3++

微力ですが、
我が家でも薄荷油のスプレー、
取り扱いを近々始めます。

花粉症に効き目抜群とか。
(マスクにしゅっとするだけでOK)

3-3******

干し薄荷の入っていた
茶色い空袋が積み上がっていました。

大量の薄荷からとれる精油は、
本当にちょっぴりで、
天然効能の固まり。

蚊にもお米にも効く
虫除けになったり、

適当に薄めたものを
肌にすり込めば、
血行を良くしてくれる。



当座のパンフレット作り、
したいなぁ。

素敵な聞き取りエピソード、
沢山あります。

お爺ちゃんたちを見習って、
荒削りからでも。

3-3+++++

全てが最初から
スイスイ行かない。

路地植えの柚子の木は、
10年、15年かけて実を付けるし、

ちょっとお急ぎすぎかも、
いろんなこと。

(82歳のお爺から、あなたは
子どもを作ることに集中!と
何度も言われましたが…あはは



3-3

作業の真似をする6歳のお孫さん。

朝40度の熱があって、
今日は学校をお休み。

3-3****

お爺ちゃんたちと一緒に居たら
いっきに36度に下がったとか。

最高の妙薬かも知れない。

お互いに

長岡 柏崎・写真。

土曜日のニット教室の様子。
今回はミニマムクラス。

2-28-----

帽子という目標は
やっぱり大作だったようで…
どなたも完成ならず。

2-28------

だけどきれいな網目でした。
良いものが仕上がりそう

ご参加ありがとうございました。

*日程変更でキャンセルと
 なった方、申し訳ありません…

2-28-+

→我が家の引っ越しで、
教室の会場が地元のお店等に
変更になるかもしれません。

詳細分かり次第、お知らせします。

2-28---



日曜日は臨時休業を頂き、
長岡市へ。

2-28****

久ーーしぶりの
カフェ デイジーさん。

2-28******

ベジメニューが無かったので、
(夜ならアールーサブジが??)

プリンとコーヒー。

2-28***

お店の前の、
お醤油工場がたまらない。

デイジーさんの建物自体、
工場の倉庫だったらしい。

2-28*****

ホイル焼きの…お芋?



所用あり、
ちょこっとギャラリー沙蔵さん。

2-28+

個人で江戸期のおひな様を
これだけ所有してるのは
すごいなーー…

2-28*******

国際チェアサミット。
郷ひろみ人形…なのらしい。

2-28*********

サイズが小さいだけに、
仕事のこまやかさが…。



移動して、
メインイベント!

新潟県立 歴史博物館へ。

昔は眠たいばかりだった
シンポジウムというもの。

面白かった〜

最初の基調講演は、

村上近くの漁師町にて
昭和30年代まで(!)、

日常着として織られ、作られていた
藤布、藤衣(ふじぬの・ふじごろも)
についてのレポート。

2番目は、

中越地震の時にあかずの扉が開いて、
全貌がわかった、

十日町の縮み問屋、
加賀屋・蕪木家の古文書群、

越後縮みに関わる
いきいきとした当時の資料や
キレ見本など。

(スライド上映は眼福

そして、

湯沢〜魚沼を中心として
明治から昭和にかけて
隆盛を極めた山袴、

通称サンパクのこと。

わがやの近所の
爺ちゃん、婆ちゃんたち、

いまだ、野良仕事の際に
現役で履いてます。

材料は木綿の加茂縞。

ここいらでは
サンパク縞と呼ばれる。

買い出しでちょこちょこ
箪笥から出てくるのに、

モンペじゃないし
ステテコじゃないし、

地元の人以外知らないし、
何なのか知りたかったのです。

7年ごしの疑問が、
ちょっと溶けました。

最後に、

地域おこしとして、
しな布を伝えている
戸数21、総人数66人の集落、

山北町・山熊田地区の、
活動の報告。

書き留めたことなど、
報告したいのですが、
また明日以降に。

会場ではチラホラ見覚えのあるお顔。
真ん前の席にも織り子さん。

この世界はとても狭いのかも。
そして途方も無く広いのかも。



休憩中、お客様に
声を掛けていただき、

最後の討論会を退出して
そのまま柏崎へ。

2-28++

行ってみたかった古道具屋さんに
連れて行っていただきました。

2-28++++++

あははははは。
どうしよう。大好き。

2-28+++

サビサビ朽ち朽ちゴツゴツ金属、
廃工場の一部分みたいなもの、

2-28++++

職人さんが席を外した工房の片隅に
残っていたような極小のパーツ。

自然に発生した錆や腐食や、
ペンキの剥げた跡は、合唱みたい。

2-28-

彼らに共通するのは、
タフだってこと。

50年も生きたら別の命が
宿るのかも知れないなぁ。

2-28**

お嫁に頂いてきたもの。

2-28*

店主氏の
[廃工場や作業小屋に住みたいくらい]
の呟きに頷ける。

草と鉄枠と晒された板と、
風が運んで芽吹いた
小さな花が時おりあれば。



久々のバイキング。

食べ過ぎる。
胃があばら骨に当たる。

帰り道の車の中、
友達がおかしなことを言って、
笑ったらみんな、苦しそうだった。

胃の形が服の上から分かる…
過剰です。

2-28--

背徳的な香りすらするけど、

芳醇なプランクトンに満ちた層と
わずかな光と淀みの層が
いっしょに混じり合えるように、

どちらの世界にも行ったり来たり。

出来るって、奇跡的。

魚だったら、自分に合った環境から
外れたらしんじゃうのに。

私たちの順応力ったら、
(本当は悲鳴を上げてるのかも知れないけど)
まだ十分に野性的。



2-28----

フリーマガジン88、
最新号届いています。

2-28

今日の冬木立。

モアレを起こしそうな窓枠。
人の手でくり抜かれたもの。

虫がチミチミと食べて仕上がる
透けた葉脈に負けない美しさ。



長々日記になりました。

おつき合いいただき、
ありがとうございます。

今日はまったく記事から関連ページへ
リンクさせませんでした。

時間短縮もあるけれど、

探して訪ねる喜びや
調べて味わう楽しさは
確かにあるなと思うこのごろです…

オーガニックコットン靴下・Dreampt.

[臨時休業のお知らせ]
2月27日(日)は1日お休みします。



オーガニックコットン靴下、
種類が増えました。

神奈川県葉山のブランド、
ライフアファさんから。

2-25

雰囲気のあるチャコールグレー。

高い山々の連なる中国で
雪融け水を利用して栽培されている
無農薬栽培のコットンを使用。

柔らかな触り心地の靴下です。

メンズ、レディースサイズ、
五本指もあります。

1,260〜1470円(税込み)

*赤いお膳は130年前のもの。
 コンディションが良いです。

2-25*

足首がラクチンな、
ゴムなし靴下。

手前の生成りと
奥のカラードコットンは
無染色で自然な色です。

農薬を大量に用い、
収穫時に枯れ葉剤を使った
コットンに比べると、

空気を2倍多く含むという
オーガニックコットン。

半信半疑でしたが
一番わかりやすかったのが、
この靴下。

薄手なのに、あったかい。

1,050円(税込み)
*レディースサイズのみ



伊勢型紙、
いくつかお嫁にゆきました。

手放したくないものもあるけれど、
気に入っていただけるのは嬉しい。

2-25**

許可を頂いて、写真を。
波に千鳥。

スクリーンプリントをされるそうで、
Tシャツやハンカチに染めるとか。

道具として余生を
まっとうしてね〜

2-25***

鯉の鼻が花。シャレです。

持ち主さんのお話から推察して、
明治10〜20年代頃の型紙が多い模様。

ということは、
デザインした方は江戸生まれ。

こうゆうシャレとか語呂合わせとか、
多いなぁ。時代の空気ですね。



地に足つける→グランディング。

根っこをはるとか、
ここ最近、頭の中を巡るテーマ。

昨日の英語教室で、
ドリンプトという響きを知る。

DREAM の動詞で過去形 -夢を見た-
(dreamtが正式みたいだけど、Dreampt表記も多い)

それが妙に頭に残り続けて、

昨夜は気がついたら、
意識が冴えたまま
身体は深く安らいで、

心地よい感覚に包まれていました
(金縛りのような睡眠障害の軽いもの?)。

半分 夢の中、
半分 地に足つける。

そんなビジョン。

足下に繋がる基盤になるものと、
(天然成分や長く使える生活の道具)

100年はゆうに越えて生きている
道具たちと、ひととき幻の対話をする。

そんなお店を、
1,100年以上前からお社だった
杜(もり)のほとりで作れたら良いな…



お知らせいただきました。
興味ある方はどうぞ。

2-24

*画像はクリックで拡大します。



そうそう、明日のニット教室、
まだ定員ならずです。

現在のはやかわ店内では
最後の教室になるかもしれません。
(いや、あと1回ある?)

お気軽にご参加くださいm(_ _)m 

くまっこあもあも2月


いけいけいかない。

開いた本から。



昔なら村で一番になることは意味があり、
かつ実現可能だったが、
今はそれが出来なくなってしまった。

例えば、その地区で一番の
大工(エンジニア、料理上手、ゲーム上手、駆け足自慢 等
なんでもいい)であったと仮定しよう。

しかし、彼は彼の大工仲間では、
むしろレベルの低い部類に入ってしまう。

彼は、自分の地域で一番であっても、
彼が影響を受ける100人(彼のバーチャル村)
の中では、決して一番ではないのだ。

優越感は得られないばかりではなく、
むしろ劣等感を強く感じてしまう。



多くのマスメディア、例えば、
テレビ、映画(ビデオ、DVD)、
漫画やアニメ、雑誌、本などは、
口語、事例、真理(本音情報)を含んでいる。

その結果、
我々は現実の人間関係から
得られる情報より、

このマスメディアを通じた
情報の方に影響されやすい。

その結果、雑誌で多く取り上げられる
センセーショナルな事件や投稿記事が、
一般的だと勘違いし、

それによって「役割」のイメージを
作り上げてしまう。

作り上げられた役割が、
現実の自分を取り巻く環境と
かけ離れていくとき、

自分に対する自信を失い、
相手に対し不当な怒りを持ってしまう。

現実の人間付き合いを増やすことにより、
マスメディアから受ける比重を
小さくできるだろう。

マスメディアそのものに触れる量を
減らせる人はそうしたら良い。

原始人の100人村に戻ろう。
地に足をつけて自分の役割を確認しよう。



上の文を読んでいたら、

人の意見よりマスコミの意見に
振り回されていることが多いな
とおもう。

*本を読んでから著者を検索してみたら
 んん??DVD宣伝のページばかり。
 腑に落ちなかったので、書名割愛。




昨夜のこと。

長靴のまま歩けるほどに
固くしまった白い雪原を
手塩さんとさくさく踏んで、

白い砂漠のような景色が広がったら、
大の字に寝転び星空を仰ぎ見る。

ひんやりした空気が肺を膨らませて、
何か滞っていたものが背面から
雪の中へ吸い取られてゆくようだ。

人の身体にだって有効なんだ。
明るい月夜に、雪晒しのブリーチ。

いけいけでいかない。
いくときはいくけど。
しぜんにみみをすますじかんをもっと。

うつりめぐり・雪の芸術祭。

[お知らせ]
24日(木)は午後から開店します。



週末の大地の芸術祭、
冬のスペシャルな企画。

2-22***

26・27日だけの限定イベントで
作品鑑賞パスの替わりになる
(そして作品の一部にもなる!)
前売りチケットを預かっています。

1パック1,000円。
店頭にてお買い求めください。

イベント詳細は[→こちら]



2-22********

後ろ足が弱くなっても、
のったり散歩をする手塩さん。

2-22******

やっぱり雪が好き。

2-22*******

踏みしめてるね。

2-22**

日露戦争のころの
子供用お茶碗は、
日の丸にぼんぼり柄。

買い出しのお問い合わせも
ポツポツと増えて来ました。

2-22****

週末にやってきたばかりの、
タイムリーなおひな様。

使われている生地は、
古いものです。

セットの屏風は手描き。

我が子の為に
描いたのでしょうか。

お日様を浴びながら、
(冬の間不足していた栄養素…)

しばし家の外で
買い出し品の掃除。

2-22*****

補修前。
折れたお膳の足。

木工ボンドで繋いで、
合成漆で隠します。

こんな風に削っているから、
まっすぐな木が丸くなるんだ!

魚沼妻有の買い出しでは
こじゃれたものなど
ほとんど出ないけれど、

そのかわりにこんな1枚。

2-22*

ずっと欲しかった、
柿渋で固められた染め型。

いつか、と祈っていたものは
時おりやって来る。

紺屋さんだったというお宅の
倉庫の片隅で。

2-22

映る影が至福…

アクリル板等で、
保護しながら飾れないかしら。



今年は雪が多くて、
引っ越し予定の物件は
いまだに白壁の中。

メインの部屋に鎮座した
グランドピアノは、
雪が溶けないと搬出できない。

大家さんが、
杜にはフクロウか
ミミズクが棲んでいる、と言う。
嬉しくなった。

予定をひと月押すことになり、
自然任せな変更が自然。

2m下に埋もれている
神社の手水から、

水の気配を聴いて、
帰宅しました。
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